moto-toyoda.net TopPage>Professional Baseball Game Report>2007/09/18
豊田元広の野球観戦日記
'07観戦日記第9章「狙え鴎の逆転フィーバー」
後一歩までいったのに…orz

2007年9月18日 千葉マリンスタジアム ロッテ【先発:小林宏】VSソフトバンク【先発:和田】

←「炎の、感動の、ドタバタ続きの東京遠征シリーズ」 9/17ヤクルト-中日
のリベンジ第2弾。
川崎球場で勝利の願掛けもしてきました。今日こそは、勝ちます。ていうか、勝たないとダメ。
折角ここまで2連勝と調子がいいので、このまま勝って、勝って、勝ちまくれー!と。

ただ、皮肉にも、今回もソフトバンクとのぶつかり合いになってしまいました。
このため今回も「豊南対決」「会店対決」と一部で呼ばれる(←だから一部ってごく僅かだろ)対決になってしまうという…しかも今回は、東京での友人知人を集めに集めたこともあり、ソフバンサイドとロッテサイドに別れての応援合戦、という運びに。

場所は2階席。ホームを挟んで、大体左右対称のあたりにそれぞれのサイドが座りました。
やろうと思えば、互いに行き来できる距離でもあります。

今日は予告先発で和田と小林宏之が発表されていたこともあり、投手戦の予感です。


8月に応援用の白ユニを買いました。袖口にギザギザの入った「誠」バージョンでした。
当然のことながら、今回の遠征にもこれを持って来たのですが、
皮肉にも今日の先発は小林宏之ということで・・昔からのタテジマ「戦」バージョンだったという。


スタメンはこんな感じです。
ソフトバンク 千葉ロッテ
4 本多 6 TSUYOSHI
6 川ア 8 早川
3 松中 9 ベニー
DH 小久保 3 ズレータ
7 大村 2 里崎
2 田上 DH 竹原
8 柴原 4
5 松田 5 今江
9 井手 7 大塚
和田 小林

お恥ずかしいのですが、私達にとって「竹原って、誰?」でした。
しかしこの竹原という存在、後で重要な役割を負う事になります・・・。


試合開始に先立ち、ちょっとしたパフォーマンスタイムです。


↑のように、「マリン」繋がりなのかは知れませんが、今年はマリスタの外野全体に、「海物語シリーズ」などでお馴染み、パチンコ・パチスロのSANYOが広告を出しています。


というわけで、試合前の花束贈呈は、そのSANYOのキャンペーンガール「ミス・マリンちゃん」が担当。
選手は地味様(清水直行)と川アでしたかね。


さらに、始球式には・・・

リリーフカーに乗って現れた、この二人(?)組は・・・もしかして・・・



そう。マリンちゃんサムです。(サムがボールを投げました。)



対するバッターにはなんとバレンタイン監督が、キャッチャーにはTSUYOSHI。

なんという豪華な幕開け。監督自身がバットを持って出てくるとは。




始球式後、監督・西岡・マリンちゃん・サムに加え、ミス・マリンちゃんの3人、
さらにリーンちゃんとズー君、そしてCOOLが揃って記念撮影。
笑顔がお似合いの監督とあって、この写真も笑顔が光ってますね。
なんか失礼な話、美人さん3人組を前にして鼻の下が下がってる気もしてなりません(こら)。

いやしかし、顔だけあれかぶってるって、マリンちゃんとサムの中の人も大変ですね。
中の人などいない!

お待たせしました。試合開始です。


1回、川アがヒットで出塁。

1塁ズレータ、塁上のランナー川ア、ベースコーチ井出竜也。
3人とも昨年までは同じチームのプレーヤーでした。
ある人は移籍し、ある人はコーチとなり、ある人はそのままチームに残り。


しかし続く松中が三振、その際に盗塁を試みた川アも刺されて見事ピンチを切り抜けます。


が、対するマリーンズ側も、早川のゴロを和田の悪送球、とかあって1アウト1塁3塁という大チャンスに、
4番ズレータがショートゴロゲッツーといきなり拙攻の応酬(苦笑)です。
オマケに次の2回表には、小林宏之の暴投で1点を献上してしまうという・・・。


順番が前後しましたが、攻撃開始前のタオルを掲げて「Over the Rainbow」。
直前までネットとかで今回は勉強しましたからね、白ユニもタオルも応援歌も用意してきましたよ。


2回裏。

かきーーーーーーーーん!!


なんと先ほど「竹原?誰?」と言ってた竹原がソロホームランで試合は振り出しに戻ります。
もう覚えましたよ(苦笑)

なんでも、この竹原、大松と非常に仲がよく、2005年のファーム本塁打王だとか。
ただ2007年のこの時点までの成績は、.230でホームランは僅か1本。
それだけにこのホームランは、この時点では「意外な伏兵の一発」と思っていましたが……。


この後、曲がりなりにも「エース格」と呼ばれる2人の投げあいとだけあって、
お互いに「ランナーは出すものの、要所を締めて無失点で切り抜ける」投球が続きます。

というか、今日のホークスは、エンドランだったり、盗塁したり、スクイズさせたりとやたら小技を仕掛けます。
しかしその殆どが失敗に終わってます(苦笑)。


でもエンドランは成功しましたね、5回表に本多ヒット→川アヒットエンドラン→松中犠牲フライで勝ち越し。


その裏。

かきーーーーーーーーん!!



その勝ち越し点も、堀さんのホームランでまた振り出しに戻ります。

ていうか和田さん、
点を入れた直後に点を取られるのはダメだってあの時身をもって教えてくれたじゃないですか。

そういえば堀のコールって、「こーういち!」だったんですね。
今までずっと「ほーーり!」だと思ってました。だって発音一緒だもん…わかんないよ(苦笑)



7回裏終了後、今日は「花火ナイト」だそうです。
幕張の夜空に花火が燦然と輝きますよ。
というかこんなに間近で花火を見ることが出来たのは初めてじゃないかな?
(※ヤフードームの花火は別物だと思ってます(←あ、あれ?))


場所的にネット裏、というわけで非常に綺麗に見えました。
同じ頃、グランド上ではこんな風にマー君・リーンちゃん・ズー君とCOOLのマスコットたちに加え、
今日の特別ゲスト(?)、マリンちゃんとサムもマウンド近くの芝生に座ってゆったり花火見物です。
マリンちゃんとサムのところだけゴザひいてますけど・・・あとその状態で花火見えるの?と



時は前後しますが、両軍の風船飛ばしの様子を御覧下さい。

それから、写真左のホークス応援団の集まり方をよーく覚えておいて下さい


小林宏之は7回途中で降板。そのあと川崎-荻野と繋ぎます。
一方の和田は8回まで投げきりました。
途中、井手に代打があった関係で、センターの柴原がライトにうつりました。

9回裏にマウンドに上がったのは、水田。
先発・中継ぎ共に投手陣が崩壊気味だった2007年、先発に中継ぎに活躍しました。
いうなればヤクルトの館山に近い役割を背負わされていましたね。

その水田、先頭の里崎こそショートゴロ。

しかし、続く竹原に代打が出ました。

福浦です。

この代打策が大成功、センター前ヒットで出塁。
さらに続く堀もヒットで、福浦は一気に三塁到達。1アウト1塁3塁と、サヨナラの大チャンス。

と、ここでサードランナーにオーティズが入りました。
この人って足速い人でしたっけ…とりあえず代走ということで期待せずにはいられません。

続く今江の打席でも、代打大松が送られますがこれをホークスサイドは敬遠
1アウト満塁

打球が内野を抜ければサヨナラ確実
という場面です。

バッターは・・・

サブローです。

そしてライトスタンドからは、
「らーらーらーらら ららーららーららーららー」というトランペット。

レッツゴー、サブロー!
♪ららららー らら らーららららーらーららーらーら 
♪らーらーらー らら らーららららーらー・・・



そう、マリーンズのチャンステーマのひとつ「SKINHEAD RUNNING」です。
私達マリーンズサイドにいた観戦グループもノリノリになって歌いまくります(笑)


そして。

かーーーん!!

その高く上がった打球は、ライト方向へと上がりました。


上がり方からすると、犠牲フライコースです。

勝った。

私を含め、大多数のマリーンズファンがそう思ったことでしょう。



ボールが柴原のグラブにおさまりました。
それを見てオーティズがスタートを切ります。一方の柴原もホームにダイレクト返球。



本塁到達はほぼ同時。タイミング的にはクロスプレー。




審判の判定は・・・・・・













































握り締めた右手が上がりました。

パーの形に拡げた両手が何度も、平泳ぎのように空を切ることはありませんでした。

大多数のマリーンズファンから、大きなため息が漏れました。


柴原のダイレクト送球は、ホームで必至にブロックを試みていたであろう田上のミットに一直線でした。

後半戦は不調な期間もあったが、持ち前の強肩でサヨナラ阻止などの守備での活躍も数多く見せた。
(柴原洋Wikipediaより)




人生3度目の延長戦突入です。
10回は小宮山が、11回は藤田がそれぞれゼロに抑えます。



ここで小宮山を1度挟まなくてはいけない状況。
それは前日にありました。
普通に考えれば、藤田・薮田・小林雅英と1イニングずつ投入することも可能なはずです。

ところが前日の試合で、サヨナラ負けを喫した小林雅英が2軍落ち
2007年の小林はこの時点までで7敗と、確実な防波堤の役割にはなってませんでした。
代わりに不調で2軍調整を行っていた藤田が1軍昇格したのでした。


11回裏、再び2アウト2塁1塁でサブローに打席が回り、同じく「SKINHEAD RUNNING」がかかりますが、
ここでも打球は柴原のグラブにおさまってしまいました。


そんなわけで12回表は、薮田がマウンドに上がります。
この回さえ抑えてしまえば、マリーンズの負けはなくなります。
薮田が上がった時点で、私自身、「今日の負けはないな」と思っていました。


一方のホークス応援団は、「ここで点を入れてくれ」とばかりに、
あのときに比べて一同に固まります。


そして、コールも「奇跡を起こせ、川ア!」と変わります。
このエリアだけ空気が異様な雰囲気に漂っていたのは間違いありません。


すると、川アがヒットで出塁。
続く松中はなんとバントを試みます。
後ろから「プライド捨ててまでバントするのかテメーはよー!」と野次も飛びました。
しかし途中からヒッティングに変えて、なんとセンター前ヒットで繋いでしまいます。

しかも続く小久保にもバントをさせるホークスベンチ。クリーンアップにバントなんて、「ウッズにバント」とか「李承Yにバント」並に、謎采配に数えられることが多いもの。
でも逆に、この回まで来ると、延長に入ると一発を狙って大振りになることが多い分、
逆に手堅く1点を取れば勝ちが大きく近づいてくるわけですから、それを狙ったのかもしれませんね。


そして小久保のバントが成功して1アウト2塁3塁。
こういうとき怖い大村を敬遠し、田上勝負に出ます。まるで9回裏の裏返しの如く。


こちらの犠飛は成功しました。
センターから球が帰る隙すら与えない間に、川アが俊足を発揮させてホームイン。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
ソフトバンク 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 3
千葉ロッテ 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 2
小林宏→川崎→荻野→小宮山→藤田→【負】薮田
和田→水田→【勝】馬原【S】柳瀬

【ホームラン】竹原ソロ、堀ソロ

またしても、千葉マリンで勝利の美酒に酔いしれることはできませんでした。

それどころか、前回はある意味すっきりして帰ることができたのですが、今回の試合は「あと少しだったのに」という言葉があちこちの場面に当てはまり、後味が悪く、非常に悔しい観戦となってしまいました。今思い出すだけでも、悔しさが心の底からこみ上げてきそうです。
本当はこういう試合の勝ち負け程度の話で機嫌を悪くしてはいけないとは思いながらも、
この時ばかりはどうしても不機嫌になってしまいました。八つ当たりして周囲に迷惑をかけてしまいました。
迷惑をかけた皆様方には、この場をお借りして深くお詫び申し上げたいと思います。

いつかまた機会があれば、ここ千葉マリンに足を運び、「3度目の正直」を果たすつもりでいます。
というか、近いうちに機会を作ることは確実でしょうが・・・。もうソフトバンク戦はこりごりです。




実はこれで、ホークスを敵に回して観戦した試合は3連敗となりました。

過去の2試合のうち、1試合は前回のブキャナンでしたが、
もう1試合のエピソードをここに記しておきます。

【2001年5月3日 大阪ドーム 大阪近鉄(先発:赤堀)−福岡ダイエー(先発:ラジオ)

観戦レポには記していませんが、私のプロ野球初観戦はこの試合でした。
友人の誘いで大阪ドームに向かい、近鉄サイドで応援していたのですが、
8回までは、ローズのホームランなどがあって、3-0とリードしていました。
ところが9回、赤堀が降板した後、抑えの大塚が打たれに打たれて、まさかの同点に追いつかれ延長戦突入。

10回表に登板した
前川が、柴原にソロホームランを打たれて試合は決したのでした。

思えばこのときから既に、
「私と前川の相性の悪さ」「魔の9回症候群(リードしていても9回に何かが起こる)」「柴原は敵に回すと怖いことがある」という私の伝説は既に始まっていたのでした・・・。

最後に、2007年シーズン、このあとのロ・ソ両チームの状況を、南谷氏の言葉を借りながら追いかけてみます。

18日のソフトバンクの勝利で、ソフトバンクの貯金はシーズン最多の14、首位日本ハムとのゲーム差も1。対するロッテは、日本ハムとのゲーム差が5に広がりました。大事な時期に、ロッテが手痛い1敗を喫したのでした。

ところが、千葉マリンでの、ロッテ−ソフトバンクのカードは、9/18・19・20と続く3連戦でしたが、この19・20日両日とも、軍配はロッテに上がりました。
さらに、1週間後に、今度は福岡ヤフードームで2連戦が組まれた際、初戦の先発・和田から、18日にもホームランを放った竹原が2本のホームランを放つなどして、4回途中で和田を引き摺り下ろしました。実際、2007年終了までの竹原の1軍での通算ホームランはまだ数えるほどしかないのですが、その半数以上を和田から放っているとのことで、和田に対する竹原の相性の良さをうかがい知ることができます。
さらに2戦目では、延長10回表に馬原を攻めて勝ち越し、そのまま勝利に繋がりました。

結果、ロッテはこの最終盤の4連勝が奏功し、ソフトバンク戦勝ち越しを決め(12勝10敗2引き分け)、チーム自体も2位に浮上。千葉マリンでのクライマックスシリーズ第1ステージもロッテが制しました。




2008年も戦力的には拮抗するであろう両チームだけに、今年も上位争いは白熱することが予想されます。
以前ソフトバンクの総括はしたので、今回はロッテ側の課題を考えてみることにします。

2008年のロッテの課題、それは「中継ぎ投手」。
藤田・薮田・小林雅が揃ってロッテを去りました。(藤田は巨人へ、薮田と小林は大リーグへ移籍)
かつてこのマリーンズでも中継ぎで活躍したシコースキーも入団しましたが、彼に加え、川崎や荻野、小宮山、高木といった2007年のリリーフ陣は、当然のことながら2007年以上の活躍が必要とされるでしょう。さらに、昨年の荻野のように、若手の中から中継ぎ投手として名乗りを上げてくる投手が何枚か欲しいところです。
「炎の、感動の、ドタバタ続きの東京遠征シリーズ」 9/19日本ハム-楽天→
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